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岡山の桃が美味いのには理由がある!農業P始動/公務員学科

 

ビーマックスの公務員学科で、

新しく「農業プロジェクト」が始動しました!

 

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公務員学科では、

「造山古墳プロジェクト」も絶賛活動中ですが、

 

※造山古墳プロジェクトの今までの活動の様子はこちら

 

 

農業は地域振興に

欠かすことができない上に、

携わる方々の高齢化や人手不足、

食料自給率といった

さまざまな課題を抱えています。

 

 

 

 

何より私たちが頂くものが

どのように作られて

食卓まで届いているのか、

 

どの角度を切り取っても

学ぶことしかないテーマということで、

 

JA晴れの国岡山 

玉島北園芸協会の皆様にご協力を頂き、

 

岡山を代表する果物である

「桃」の農家さんで、

お手伝いをさせて頂いております。

 

 

 

今日は、この「農業プロジェクト」の活動状況をお伝えします。

 


 

▨ 5月2日(火)

岡山県下の桃農家さんによる

意見交換・勉強会にお伺いするところから、

活動が始まりました。

 

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(農家さんに加えて、県の職員や市役所の職員、JAの職員の方など80名近い方々が集まっていらっしゃいました)

 

 

 

さて、岡山の「桃」と言えば、

みなさんご存知「白桃」です。

 

 

 

美しい白さ、芳醇な香り、

とろけるような口当たりがたまらない

「白桃」ですが、実は超激レアの逸品!

 

 

 

他県で桃と言えば「赤い」のが一般的。

 

 

 

なぜ岡山の桃は白いのか、というと、

「袋がけ」をしているから!!

 

 

 

袋をかけて直射日光を当てずに育てることで、

果皮が薄くて

白い上品な雰囲気のまま成熟し

果肉も驚くほど柔らかく仕上がるのです。

(私も今回初めて知りました!!)

 

 

 

桃の栽培スケジュールで言うと、

5月下旬から

「袋がけ」作業のタイミングに入ります。

 

 

その前段階として、

1本の樹になる多くの実の中から

より良い実を残す

「予備摘果(よびてきか)」が必要です。

 

玉島園芸協会 会長 難波健治さん

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(玉島園芸協会 会長 難波様/予備摘果のポイントを説明して下さっています)

 

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(5月頭でのこのサイズ感)

 

 

 

 

▨ 5月16日(木)

標高の高いとある農園でお手伝い。

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前回教えて頂いた

「予備摘果」を行いました。

 

 

間に休憩をはさみながらも、

朝からお昼まで黙々と作業が続きます。

 

 

〝良い実だけ残して他を落とす〟

当たり前ですが、素人にはなかなか難しい。

 

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それでも、

学生たちが居たら会話も弾むし、

作業も進むのでとても嬉しいと

喜んでくださいました。

 

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▨ 5月23日(木)

勉強会のときに声をかけて下さった

岡山市内の雅桃園さんで

少しだけ「袋がけ」のお手伝い。

 

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予備摘果で、

ある程度の実は落とされているものの、

ここでさらに〝良い実〟を選別し、

袋をかけていきます。

 

(100枚の葉に対して1つの実が目安)

 

 

 

傷がついていない、

虫に食べられていないものを

瞬時に見定めて、

風で飛ばされないよう

しっかりと袋をかけます。

 

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ひとりで1日200枚かけるのが

プロのお仕事。

 

 

 

1本の樹にどれだけ着果し、

袋をかけた実の数も数えて、

出来た桃の品質や大きさ、

量もしっかりと管理しておられるそうです。

 

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(桃の産毛に対してアレルギー反応が出てしまい、剣道の面手ぬぐいに着想を得た完全防備のスタイル)

 

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雅桃園さんはカフェもやってらっしゃるので、是非!)

 

 

 

▨ 5月30日(木)

玉島エリアで「袋かけ」作業のお手伝い。

 

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こちらでは、

6月下旬までの約1ヶ月で、

16万個(!)の桃に袋をかけているそうで、

その人手の確保(&人件費)が

悩ましいとのこと。

 

※袋かけと収穫の時期の人手と人件費は、
どの農園さんも頭を悩ませていらっしゃるそう。

 

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(こんなに大きくなっています)

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先週の雅桃園さんとは

違うタイプの袋の扱いに

当初は戸惑っていた学生たちも、

徐々に作業に慣れて、

3時間弱で

1,500個以上の桃に袋をかけることができました。

 

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「私たちは毎年1年生。」

 

 

 

5月2日の勉強会で、

玉島園芸協会 難波会長はこう仰っていました。

 

 

自然を相手にしているため、

毎年環境が違う。

 

同じことをしていてもうまくいかない。

 

かといって新しいことをしたから

上手くいくとは限らない。

 

 

桃の木に働いてもらうが

働かせすぎてもいけない。

 

その加減が難しい。

 

 

栄養を与えすぎると

桃の木が頑張らなくてよいと

判断して実をつけなくなる。

 

 

成長しすぎると翌年には木が枯れる。

 

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学生たちは、

今までの生活では

決して接することのなかった

農家の方々から、

いろんなお話を伺いながら、

桃に対するたゆまぬ努力と愛情を、

短い活動期間の中でも

確実に感じ取っています。

 

 

 

ここからは、梅雨、猛暑と

外作業には過酷な環境になっていきます。

 

 

 

体調を今まで以上に管理し、

農家の方々の足を引っ張らないよう

しっかりと学ばせて頂きたいと思います。

 

 

 

次回、の収穫頃、

お会いしましょう!(ホント?)

 

 

 

 

 


 

 

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